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胃がん闘病記 2019年5月「救急搬送」

胃がん闘病記

自宅で倒れた私は、生まれて初めて救急車を呼びました。

「どうしました?」 「部屋で気を失いました。頭から出血していて、黒い便が止まりません」 「すぐ救急車が向かいます」

よかった。これで助かる、そう思いました。

遠くから救急車のサイレンが聞こえてきます。その音がだんだん近づいてくるのがわかり、こんなに心強く感じたことはありませんでした。嬉しくて、涙が出そうでした。

チャイムが鳴り、頭と腹の痛みに耐えながら玄関へ。這いつくばるようにしてドアを開け、ストレッチャーに乗せられ救急車へ。救急隊員の方に状況を説明し、救急病院へ搬送されました。

病院に着くと、すぐに頭部の検査、そして人生初の胃カメラです。あれこれ考える暇もなく、口にゼリー状のものを含まされました。少し経って吐き出すと、「はい、胃カメラ入れるよ」と声がかかりました。

えっ…?

喉の奥に指を無理やり突っ込まれてグリグリされるような、そんな強烈な吐き気に襲われました。苦しくてもがこうとしても、いつの間にか体はベッドに固定され、抵抗できません。ゲーゲーと苦しみながらも、治療が終わるまでひたすら耐えました。


そして診断は…

「おそらく胃潰瘍です。胃から出血していたので、とりあえず止血しました。このまま一週間は入院、絶対安静です」

はぁ〜、胃潰瘍か。

ストレスかな?過労かな?最近仕事が忙しかったからな……。先生の指示通り、そのまま入院することになりました。

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