寒い日はついつい自動販売機のホットドリンクに手が伸びますね。
でもよく見ると、ちょっと変わったドリンクも見かけます。おしるこ、コーンスープ、味噌汁、はたまたラーメンスープまで、さまざまな種類のスープ系飲料が販売されています。
今回は注目されるスープ系飲料の現状を解説し、飲み比べをリポートします。
なぜスープ系飲料?注目される理由は?
スープ系飲料が注目される理由は2つあります。
「食事」としての需要
スープ系飲料には他の清涼飲料水には無い購入動機があります。
それが、「食事」としての需要です。
朝食の代わりに、ランチのもう一品に、小腹が空いた時に、いつでもどこでも手軽に取ることができます。
一定数の需要があるため、メーカーとしても新商品を投入し販売拡大を目指しています。
付加価値を高め、売上を上げる
スープ系飲料は年々進化しています。
本格的な味わいを追求し、製造工程にこだわり、食事シーンを意識した商品が次々誕生しています。
「これは美味しそう」「こんな商品まであるの?」「こんな商品が飲みたかった!」
自動販売機なのに○○が飲める、といった他の清涼飲料水には無い付加価値を高めることにより、販売単価を上げることができます。
付加価値を高め、単価を上げ、購入者の満足度を上げることにより、売上は上がっていきます。
スープ系飲料を飲み比べます。
それではスープ系飲料を飲み比べてみます。
味噌汁「1本でしじみ70個分のちから」
まずは永谷園の味噌汁「1本でしじみ70個分のちから」です。
販売価格 130円
内容量 190ℊ
エネルギー 29キロカロリー(1本当たり)
当たり前ですが具(しじみ)は入っていません。
開栓すると、みそ汁の良い香りがします。
それでは飲んでみます・・・これは凄い、しじみの味がよく出ています。味噌の風味と相まって、ホッと安心する味わいになっています。
朝食に、出勤前に飲みたいですね。
カレー「カレーな気分 中辛」
次はポッカサッポロのカレー「カレーな気分 中辛」です。
販売価格 150円
内容量 170ℊ
エネルギー 31キロカロリー(100ℊ当たり)
開栓前によく振ってくださいと書いてありましたが、具は入っていません。
コップに注ぐと、とろみが付いています。香りは控えめですね。
それでは飲んでみます・・・うん、スープカレーです。ピリッとスパイシー感があり、後味はしっかり残ります。なんでしょう、ご飯が食べたくなりました。
これはぜひ食事に合わせたいですね。
ラーメンスープ「コクと旨味の一風堂とんこつラーメンスープ」
最後はacureのスープ「コクと旨味の一風堂とんこつラーメンスープ」です。
販売価格 150円
内容量 190ℊ
エネルギー 32キロカロリー(100ℊ当たり)
有名ラーメンチェーンの一風堂とのコラボ商品です。
コップに注ぐと、見覚えのあるあのラーメンスープです。
それでは飲んでみます・・・一風堂のラーメンはよく食べますが、これは上手に表現されています。油分やスパイシーさは抑えてあるものの、ラーメンのコクがしっかり感じられます。
これは夜食に、もしくはお酒の〆に飲みたいですね。
スープ系飲料を楽しもう!
新型感染症が蔓延する中、自動販売機の売上も苦戦しています。
そんな中でも堅調なのがスープ系飲料です。
清涼飲料水には無い購入動機と付加価値がスープ系飲料を支えています。
ますます注目されるスープ系飲料、メーカー各社も新商品開発に力を入れてくると思います。次はどんな商品が誕生するのか、これからのスープ系飲料を楽しみましょう。
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