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胃がん闘病記 2021年8月 「新型感染症と東京オリンピック」

胃がん闘病記

2021年8月、1年遅れの東京オリンピックが開幕しました。

それにしてもここ数年で世界は大きく変わりました。
私が胃がん告知を受けたのが2019年5月です。病室で見たテレビは新元号を祝う特番を延々と放送し、世間は平成から令和へお祭りムードでした。翌年には東京オリンピックを控え、人々は明るい未来へ胸を躍らせていました。
それなのに・・・新型感染症が世界中に蔓延し、世界は一変しました。未知のウィルスとの戦いは困難を極め、不安、恐怖、絶望と負の感情が積り、些細なことで人々は争い分断されるようになりました。

東京オリンピックも例外ではありません。開幕が1年延期されたものの、新型感染症が蔓延する中で「開幕か中止か」、連日激しい議論が繰り広げられました。いや、議論でしたら徹底的にやるべきですが、実際には非難と足の引っ張り合いに終始していたように見えました。

人々を分断し争わせる魔法の言葉があります。それが、

あいつだけが得をしている。

です。心に余裕があれば受け止められることも、不安が募る中では許せなくなります。新型感染症の給付金一つとっても、どれだけ人々が言い争ったことでしょう。
「あいつだけずるい、あいつばかり得をしている、俺にもよこせ」、他人の得が許せず、自分の得ばかり求めるようになりました。

私がファイナンシャルプランナーの勉強をする中で学んだことの一つに「相互扶助」があります。

相互扶助

「相互」はお互いに、「扶」「助」は助ける、という意味です。
一人はみんなのために、みんなは一人のために、お互いに助け合いましょう。

人間は一人では生きられません。有形無形、誰かに支えられながら生きています。相互扶助は社会が発展する中で生まれた言葉です。

困っているときはお互い様です。相互扶助の考え方を忘れてはいけません。


オリンピックが開幕するとテレビは連日競技を放送しました。

あまりの手のひら返しに賛否あると思いますが、私はテレビでしっかり観戦しました。

最高峰の技術と目標に向かっての一致団結に余計な解説はいりません。

こんな世の中だけど、選手のパフォーマンスに感動しました。

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