抗がん剤治療終了から半年経過した頃、ようやく長い間苦しんできた「あの症状」が改善してきました。
「あの症状」とは・・・はい、お尻の痛みです。
以前こちらの記事で少し触れましたが、お尻の痛みとは胃がん手術後からの付き合いです。
胃がん手術から抗がん剤治療と続く中で、体と胃腸への負担は大きく増えました。頻繁に下痢をして、多い日には10回、20回とトイレに行きました。
その結果、お尻を痛めました。
食事をする→下痢をする→トイレに行く→お尻が痛い 負の連鎖です。お尻が痛いから食事したくないとさえ思ってました。またお尻が痛いと動くのも辛くなり、運動や外出するのも嫌になります。
対処法は、とにかく清潔にすることです。下痢の症状は抑えられなかったので、トイレに行ったら優しく扱い、キレイに洗い、トイレ後の痛みには横になって耐えました。
実際のところ出血も頻繁にありました。出血も肛門付近ならともかく、腸内からだと病気の可能性も考えられます。どこから出血、なんてのはおしりを拭いただけではわかりませんので、病院で診てもらいべきだったと思います。ただ胃がんの事で頭が一杯だったこともあり、後回しにしてしまいました。
それに少なからず恥ずかしさもありました。
お尻が痛い、なんて家族にもなかなか相談できません。結局自分で抱え込んでしまいました。
「がん治療だけでも大変なのに、なんでお尻の痛みで悩まなけれないけないんだ!!」誰かに当たることもできず、誰かを恨むこともできず、悶々とした気持ちを抱え、ただひたすら痛みに耐えました。
そんなお尻も抗がん剤治療が終了し、下痢の症状が減ってくると痛みが少しずつ減ってきました。
下痢の症状が改善されれば必然的にトイレの回数が減ります。そうなればお尻へのダメージも減ってきます。痛みも和らぎ、気持ちもかなり楽になりました。もうトイレに行っておしりを拭く度、ビクビクしなくていいんです。
抗がん剤治療から半年経過し、だいぶ下痢の症状をコントロールできるようになりました。そしてお尻の痛みも改善してきました。出血もいつしか収まっています。
ただお尻の痛みは治ったと思っても油断はできません。素人判断は危険ですので、どこかのタイミングで病院で診てもらおうかと考えています。
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