三大疾病保険はどんな保険?保険内容と注意点を解説します。

病気とお金の話

皆さんは三大疾病保険をご存じですか?

保険を検討する中で一度は聞いたことがあると思いますが、どのような補償内容で、どのような事に気を付けるべきでしょうか。

今回は三大疾病保険の内容と注意点を解説します。

三大疾病とは

三大疾病保険の三大疾病とは、日本人の死因上位を占める「がん」「心疾患」「脳血管疾患」のことを言います。

「がん」
悪性新生物ともいます。何らかの原因で異常な細胞が体の中に細胞の塊を作り、他の組織へ浸潤、転移していきます。詳しくは がん情報サービス をご覧ください。


「心疾患」
心臓にできる病気で、心筋梗塞、狭心症、心臓弁膜症、不整脈、心筋炎などがあります。一般的に三大疾病保険では急性心筋梗塞が保証の範囲です。


「脳血管疾患」
脳の血管トラブルによる病気で、脳の血管が詰まる「脳梗塞」、脳の血管が破れる「脳出血」「くも膜下出血」に分けられます。この3つを合わせて「脳卒中」といいます。

三大疾病は日本人の死因上位を占め、約半数の人が三大疾病で亡くなっています。

2020年
死因割合
悪性新生物27.6%
心疾患15.0%
老衰9.6%
脳血管疾患7.5%
肺炎5.7%
出典:厚生労働省 令和2年人口動態統計月報年計の概況

また三大疾病は入院が長期化し、治療費の負担が大きくなる傾向にあります。

平均在院日数
悪性新生物17.1日
心疾患19.3日
脳血管疾患78.2日
出典:厚生労働省 平成29年患者調査の概要


こうした事から三大疾病保険で「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」のリスクに備える必要があります。

補償内容と特徴

保険会社によって保障内容は変わってきますが、一般的には次のような補償となっています。

  • 「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」で所定の状態になった場合、保険金が支払われます。
  • 三大疾病以外の病気や事故で死亡または高度障害になった場合、保険金が支払われます。

保険金で治療費、生活費を補える。

三大疾病は治療が長期になります。治療費はもちろん、治療中の生活費も大きな負担になりますが、三大疾病保険の保険金で補えることができます。

終身保険としての役割。

三大疾病保険は、三大疾病以外の病気や事故で死亡または高度後遺障害になった場合にも、保険金が支払われます。つまり保険としては終身保険としての役割も併せ持つことになります。ただし一度保険金を受け取ったら契約は終了しますので、気を付けてください。

解約の場合、解約返戻金を受け取れる。

三大疾病保険は一般的に他の生命保険と同様に、解約した場合は解約返戻金を受け取ることができます。掛け捨て保険を望まない人にはお勧めです。

三大疾病保険の注意点

三大疾病保険の注意点は、保険金支払い条件の「所定の状態」です。

保険会社によって変わってきますが、一般的な条件を確認します。

がん

初めて※がん(悪性新生物)と診断されたとき。

※責任開始日から90日間の免責期間があります。
※上皮内がん、皮膚がんは除きます。

急性心筋梗塞

急性心筋梗塞を発病し、初めて医師の診療を受けた日から「60日以上労働の制限を必要とする状態が続いた」と医師によって診断されたとき。

脳卒中

脳卒中のうち「脳出血・くも膜下出血・脳梗塞」を発病し、初めて医師の診療を受けた日から「60日以上言語障害、運動失調、麻痺などの後遺症が継続したと医師によって診断されたとき

「がん」は発病診断で支払条件に該当しますが、「急性心筋梗塞」「脳卒中」は発病のみでは支払条件に該当しません。60日以上所定の状態が続くという厳しい条件になっていますので、発病しても保険金が受け取れない可能性があります。

ただ保険会社によっては条件を緩和、拡大した商品もあります。

保険金支払条件は保険加入の目的となりますので、加入前に必ず保険会社に確認しましょう。

保険は定期的に見直しを

三大疾病保険は支払条件の厳しさはありますが、終身保険の役割も併せ持ち、何より死因上位の病気に備えることができます。

また他の医療保険、がん保険と組み合わせることでより手厚い保証を受けることができます。

必要な保険はライフステージの変化によって変わってきます。定期的に保険を見直し、無駄のない、本当に必要な保険に加入しましょう。

(出典)
厚生労働省
令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況
平成29年(2017)患者調査の概況

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