2021年5月25日、デニーズから大豆ミートを使用した新メニューが発売されました。
欧米では代替肉市場は急拡大していますが、日本でも普及するのでしょうか。
その可能性と商品リポートをお届けします。
これからは大豆ミートの時代
「わざわざ肉が食べれるのになぜ大豆ミートを食べなきゃいけないの?」
私も以前は同じように考えていました。
今の日本では大豆ミートはわざわざ食べるものです。しかし将来の食糧事情を考えるとそうは言ってられなくなります。
大豆ミートが増えてきた大きな理由は
- 世界的食糧問題・・・人口増加に食糧生産が追い付かない。
- 家畜による環境破壊・・・家畜の排せつ物による水質汚染、大気汚染問題。
- 健康意識の高まり・・・過度な肉食による健康被害。
が挙げられます。
特に食糧問題は日本も他人事ではありません。
日本の2019年度畜産物食料自給率は38%と多くは輸入に頼っています。
食料問題解決のためにSDGs(持続可能な開発目標)の考え方は必要となり、大豆ミートは将来の食の主役となっていきます。
「ゼロミートハンバーグと夏野菜のパワーサラダ」リポートします。
デニーズの新商品「ゼロミートハンバーグと夏野菜のパワーサラダ」実食してきましたのでリポートします。
これが「ゼロミートハンバーグと夏野菜のパワーサラダ」999円(税込1,098円)です。
想像以上に肉感があります。
ではいただきます。
ナイフを入れるとしっかり手ごたえがあります。これが大豆なんですね、ちょっと感動します。
食べてみますと・・・
- 大豆臭さは感じられず、歯ごたえもしっかりしています。
- 味もソースや香辛料でごまかしてなく旨味すら感じます。
ここまで進歩していたとは、恐るべし、大豆ミートです。
商品全体のバランスも野菜をふんだんに使っていますのでボリュームがあります。
この一品で十分食事として成り立ちます。
ただ欲を言えばもう少しハンバーグがふんわり仕上がってほしいのと、時間がたつとハンバーグが固くなるのが改善点かと思いますが、十分すぎる商品です。
求められる大豆ミート
大豆ミートは
- 宗教や思想の関係で肉が食べられない
- 体調管理のため肉を控えている
このような人には特に需要があると考えられます。
私は胃がんの手術で胃の2/3を切除し消化機能が低下していますが、大豆ミートは肉と比べ胃の負担が少なく楽しく食事することができました。
また大豆ミートの栄養価は注目です。
デニーズの新商品も写真のボリュームがありながら 471 Kcalとかなり低いです。
高たんぱくで低カロリー、原料は大豆なので脂質やコレステロールは抑えられ生活習慣病の予防も期待できます。
大豆ミートは未来の食事であり現代人の強い味方です。
これからも美味しい進化に期待し、普及に注目していきましょう。
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