抗がん剤治療中の日常
抗がん剤治療が続いています。副作用が想像以上に強く、現在は実家に戻って療養中です。
一日のスケジュールは、とにかく胃腸を優先に組んでいます。
- 5:30 起床、ウォーキング
- 6:30 帰宅、軽い運動
- 7:20 朝食、抗がん剤服用
- 8:00 テレビ(朝ドラ)
- 10:00 読書、勉強
- 12:00 昼食
- 15:00 読書、勉強
- 17:00 ウォーキング
- 18:30 入浴
- 19:00 夕食、抗がん剤服用
- 22:00 就寝
食事の後には、胃腸の様子を見ながら休憩時間をたっぷりとっています。
題外の苦しみ―お尻の痛み
副作用とともに、私をひどく苦しめたのがお尻の痛みです。
腹痛と下痢を繰り返し、トイレに座っている時間が長くなると、お尻が切れてしまうのです。これが本当に辛く、トイレの後に痛みで動けなくなることもしばしばでした。
そんな毎日のささやかな楽しみは、テレビで朝ドラや相撲、野球を見ることです。
また、気分転換に両親が地元の名所に連れ出してくれました。御朱印帳を買って、神社やお寺を巡ったのも良い思い出です。
病気になって気づいたこと
がんになってから、少し神経質になったことがあります。
一つはテレビです。がん関連のCMや、ドラマのがん患者の設定が、以前は気にならなかったのに、今は見るのが辛くなりました。
もう一つは周囲の目です。「43歳でがん患者ってどう思われているんだろう」「周りの態度は変わるかな?」と、自意識過剰だとわかっていても気になって仕方ありませんでした。
2020年 元旦
久しぶりに家族全員が揃った元旦。この日は少しだけお酒を解禁し、「今年は良い年になりますように」と願いました。
テレビからは、中国で新型の感染症が流行しているというニュースが流れていました。この時は「大変だね」と話していましたが、まさかあれほど世界が変わってしまうとは、夢にも思っていませんでした。

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