新型感染症が蔓延し、おうち時間が長くなった現在、新たな飲料がブームを起こしています。
それが「抹茶ラテ」です。
「抹茶ラテ」は昔からおなじみの商品ですが、なぜ今ブームとなったのでしょう。今回は「抹茶ラテ」ブームの解説と、飲み比べをリポートします。
「抹茶ラテ」ブームのきっかけは?
「抹茶ラテ」ブームのきっかけは、2021年3月に日本コカ・コーラ(株)から発売された「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」です。
綾鷹ブランドとペットボトルでは珍しい抹茶ラテということで、発売から想定以上に売り上げます。
発売前はカフェ好きの20代~30代をターゲットとしていましたが、発売されるとSNSを中心に話題になり、より若い世代に認知されました。その結果、爆発的な売り上げからわずか1週間で出荷停止となりました。
その後2021年7月に販売再開し、同時にアレンジレシピを公開するなど更なる普及に力を入れています。
そして2021年8月、「クラフトボス」ブランドを擁するサントリーは、「クラフトボス 抹茶ラテ」を発売しました。憩いのひと時をコンセプトに発売開始から大きな注目を集めています。
今後は「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」と「クラフトボス 抹茶ラテ」の2強を中心に、さらなる新規参入と市場の拡大が予想されます。
「抹茶ラテ」が選ばれる理由
抹茶ラテが選ばれる理由は大きく2つ考えられます。
健康志向の高まり
抹茶は昔からある飲料ですが、健康効果は非常に高いです。
抹茶に含まれるカテキンにはコレステロールを下げる働きがあり、苦み成分のタンニンには脂肪吸収を抑制する働きがあります。また抹茶はビタミンCが豊富で、免疫力を高める効果が期待できます。
実際の抹茶ラテにどれほどの抹茶が含まれてるかにもよりますが、「抹茶=健康」というイメージから抹茶ラテが選ばれています。
癒しのひと時
新型感染症の影響でおうち時間が長くなりました。なかなか出口の見えない今だからこそ、ほっと一息つく癒しのひと時を求めています。
でも癒しのひと時にコーヒーはちょっと苦手、甘いだけじゃ物足りない、そんな声にこたえるのが「抹茶ラテ」です。
優しい甘みと爽やかな抹茶の香り、ほのかな苦みが後味をすっきりさせます。
癒しを求める今だからこそ、「抹茶ラテ」が選ばれています。
飲み比べました!
さあ「抹茶ラテ」を飲み比べましょう!
綾鷹カフェ 抹茶ラテ
まずは日本コカ・コーラ(株)の「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」です。
内容量440mlを購入しました。
このくらいの量なら飲みごたえ十分です。
では飲んでみます。
非常に滑らかな口当たり、抹茶の風味に甘みが程よく絡んでいます。さらっとした甘さで、後味はすっきりします。
これはゆっくり、味わいながら飲みたいですね。
クラフトボス 抹茶ラテ
次はサントリーの「クラフトボス 抹茶ラテ」です。
内容量は500ml、たっぷり飲めます。
では飲んでみましょう。
飲み口は非常にクリーミー、甘みをしっかり感じ、後味で抹茶の風味が来ます。濃厚だけどベタベタした甘さではなく、ラテ感が強いイメージです。
これは疲れた時に、自分へのご褒美に飲みたいですね。
「抹茶ラテ」の更なる進化を
一口に「抹茶ラテ」と言っても、アプローチの仕方で味わいはだいぶ違ってきます。
これは個人的な意見ですが、味わいから考えると
「綾鷹カフェ 抹茶ラテ」は抹茶から抹茶ラテをアプローチ
「クラフトボス 抹茶ラテ」はラテから抹茶ラテをアプローチ
したように思えます。
それほどこの二つの商品は個性が光ります。
現在の「抹茶ラテ」ブームから、これから更なる新規参入と商品の進化が期待できます。
おうち時間が長くなった今だからこそ、「抹茶ラテ」でほっと一息、癒しの時を過ごしたいですね。
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