2021年6月21日、日本コカ・コーラ(株)から新ブランド「ノメルズ ハードレモネード」が発売されました。
ハードレモネード??
日本ではまだ馴染みがありませんが米国では人気のアルコール入りレモネードのことです。
風味や飲み口が気になりますね。
また日本コカ・コーラ(株)といえば檸檬堂の大ヒットが思い出されます。今回の新商品の狙いはどこにあるのでしょう。
今回は「ノメルズ ハードレモネード」の狙いと飲み比べをリポートします。
「ノメルズ ハードレモネード」とは
ナタリー、ナオミ、ベンの3人がつくったハードレモネード専門店
「ノメルズ -NOMEL’s- 」。
そんなブランドストーリーから3種類のフレーバーが発売されました。
・original 甘酸っぱいレモネード
・sour!sour!sour! ちょっとすっぱいレモネード
・Bitter sour ほろにがレモネード
20~30代の若者をターゲットとして、ポップなデザインと低アルコールで新しいお酒の楽しみ方を提案するブランドとなっています。
お酒で酔うのではなくお酒を楽しむ、楽しい時間を過ごすことに価値観を見出すニーズをとらえた商品だと思います。
「ノメルズ ハードレモネード」飲み比べました
早速飲んでみましょう。
ポップなデザインですね。
米国の西海岸のビーチで売ってそうです(勝手なイメージです)
original 甘酸っぱいレモネード
まずは 「original 甘酸っぱいレモネード」です。
程よい酸味と苦み、後味にピンクグレープフルーツを感じます。
ベタベタしないすっきりとした甘みで爽やかに飲めます。
sour!sour!sour! ちょっとすっぱいレモネード
次は 「sour!sour!sour! ちょっとすっぱいレモネード」です。
お、これはレモンサワーに近いですね。でも飲み口はまろやかです。
レモンサワーを飲みたいけどキツいのは嫌、ならこれです。酸味とほんのり苦みが特徴です。
Bitter sour ほろにがレモネード
最後は 「Bitter sour ほろにがレモネード」です。
苦みの後に甘み、これは飲みやすいです。
ちょっと好き嫌いがあるかもしれませんが、苦みをすっきりと感じればすごく飲みやすいです。
そして気になるのが飲んだ時に鼻に抜ける強い香り、なんだろう?お酒好きの心をくすぐります。
3種類の見比べましたが、同じハードレモネードでも個性が際立つ商品になっています。
お酒が苦手な人でも、「original 甘酸っぱいレモネード」
レモネードが好きなら、「sour!sour!sour! ちょっとすっぱいレモネード」
お酒が好きな人には、「Bitter sour ほろにがレモネード」
三者三様、その日の気分や好みで飲み分けたいです。
ターゲットを明確に、ニーズを掘り起こせ!
「ノメルズ ハードレモネード」は20~30代のアルコールは苦手だけど楽しみたい、というニーズに応えた商品です。
これは飲食店の商品開発でも参考になります。
- その商品のお客様は誰なのか。
- お客様のニーズはどこにあるのか。
- ニーズを満たしてお客様はどうなりたいのか。
飲食店の商品開発は時として自己満足に陥りがちですが、なぜ?どうして?を丁寧に積み重ねていけばヒット商品につながっていきます。
「ノメルズ ハードレモネード」の狙いを参考にしましょう。
新型感染症が蔓延し気分も沈みがちですが、飲料業界も飲食業界もお客様のために、楽しく爽やかな時間をお届けしたいですね。
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