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胃がん闘病記 2021年10月 「ようやくフルタイム勤務に戻りました」

胃がん闘病記

新型感染症による緊急事態宣言が9月末で解除されることが決定しました。新規感染者も順調に減少し、ようやく何の制限もない(多少は残りますが)日常が戻りそうです。

それに伴い、私の勤務時間もフルタイム勤務に戻ります。

長かったです、ここまでだいぶ時間がかかってしまいました。

仕事復帰したのが2020年8月、当初は2,3か月ほどでフルタイム勤務に戻れると思っていましたが、手術・抗がん剤のダメージと体力の低下は想像以上でした。
体を動かそうと思っても思い通りに動かない、仕事中に考えをまとめようと思っても頭が回らない、そんなもどかしい状況が数ヵ月近く続きました。それでも日々の運動で体力をつけ、考えながら動くことを意識して、何とか仕事を問題なくこなせるようになりました。
さあ次はフルタイム勤務だ!と思っていましたが、緊急事態宣言に入り先送りとなりました。

一体いつになったらフルタイム勤務に戻れるのか・・・少なからず焦りを感じました。
一番の問題は収入面です。勤務時間が短ければ収入も減ります。そんな状況が一年以上続いていますので我が家の財政状況は大ピンチです。病気になる前は働いて稼ぐことは当たり前だと思っていましたが、病気になり当たり前のことが出来なくなると一気に生活が苦しくなります。
治療と仕事の両立はいかに難しいか、実感しました。

2021年10月、今日からフルタイム勤務です。

不安は少しありますが、仕事は問題なくこなせています。病状としては経過観察中ですが、私の中では完全復帰といったところです。

10月の最初の休みで実家に帰りました。
実家に帰るのは抗がん剤治療で療養していた時以来です。時間はかかりましたが、ようやく仕事に完全復帰したことを報告しました。
あと数年は経過観察が必要ですし、相変わらず胃腸は弱いですが、私は胃がんを患っても人生何一つ諦めていません。人生これから、健康と時間の大切さを身をもって感じましたので、やりたい事や挑戦したい事にはどんどん取り組んでいきます。

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