おうち時間が長くなり、利用する機会が増えたサービスがあります。それが「サブスク」です。
動画配信・音楽配信・本・家電・外食など、あらゆる分野でサブスクが利用でき、私たちの生活を便利にしています。
しかしその反面、利用上のトラブルも増加しています。
今回はサブスクの注意点とトラブル事例から、上手なサブスクとの付き合い方を考えていきます。
「サブスク」とは
「サブスク」とは「サブスクリプション」の略で、一定期間内の定額利用サービスとして使われています。
動画配信・音楽配信が一般的ですが、家電・洋服・車・習い事・外食など、あらゆる分野でサブスクが広がっています。
私たち消費者からみれば、
一定期間内は使い放題!
が最大の魅力といえます。
その仕組みは以下の図の通りです。

多くの場合はお試し期間を経て、決められた料金を支払うことで一定期間内サービスを受けることができます。
「サブスク」の注意点
便利なサブスクですが、利用する際にはいくつか注意点があります。
複数契約で思わぬ高額請求
サブスクの一つ一つは決して高額な契約ではありません。むしろお手頃な価格で使い放題になりますので「安い!」と感じることが多いと思います。
しかし「安い!」からといってあれもこれもサブスクにしたらどうなるでしょう。
一つ一つはお手頃価格でも、積み重なれば思わぬ高額請求になります。
あまり利用しないサービスもサブスクにして家計を圧迫・・・とはならないように、本当に必要なモノだけを選んでください。
気付いたら「お試し期間」から「有料期間」へ
サブスクの多くは「お試し期間」が設定されています。
この期間で気に入ればそのまま「有料期間」へ移行し、気に入らなければ解約しサービス終了となります。
ただこの「お試し期間」から「有料期間」への移行は、自動で行われることが多いです。
つまり解約し忘れた、もしくはお試し期間を忘れてしまったら・・・全く利用しなくても料金はかかってしまいます。
サブスクの申し込みは気軽にできますが、「お試し期間」から「有料期間」への移行は忘れずにチェックしてください。
利用料金の「値上げ」
サブスクは一度利用するとその便利さから継続して利用することが多いです。
ただ継続利用する中で気を付けなければならないのが、利用料金の「値上げ」です。
サブスクの当初は他社との競合から利用料金は抑えられがちですが、認知度が上がり寡占が進むと利用料金は「値上げ」されていきます。
利用期間が長くなり利用料金も「値上げ」されると購入したほうが割安だった、ということも考えられます。
「使い放題!」に目が行きがちですが、長期利用の際にはトータルの利用料金も意識してください。
「サブスク」のトラブル事例
便利な「サブスク」ですが、実はトラブルも増えています。
独立行政法人 国民生活センターによりますと、全国の消費生活センターには2021年度以降、毎月500件程の相談が寄せられています。
ここで実際の相談事例を見ていきます。
- ネットで映画配信サービスの30日間無料配信を申し込んだ。即日に解約したつもりが、3カ月後に料金が請求され続けていることに気が付いた。
- 1カ月無料のコンテンツ配信サービスを1カ月だけと思って申し込んだら、翌月から自動更新されていた。
- 1年前に、動画配信サービスの1カ月無料期間を利用した。解約の申し出をしないと有料になると知らず、1年間クレジットカードで料金を引き落とされた。
- 半年前に映像配信サービスに加入した。退会したつもりが、退会になっていなかった。退会方法がわかりにくく、退会するのに非常に時間がかかった。
- 1年前に映像見放題のサイトに登録した。しかし、パスワードを忘れて退会できず、サイトの電話番号もわからない。
- 半年前にスマホからスポーツの有料動画配信サービスを契約し、2カ月後に解約した。解約後も料金が引き落とされている。さかのぼって返金してほしい。
- ネットで有料スポーツチャンネルを契約した。スマホでは見られるがパソコンでは映像が乱れ見られない。事業者には連絡が取れない。
- 月額定額でブランドバッグをレンタル使用できるアプリを利用しバッグを返却したら付属品のキーホルダーがないと言われ、保証金として1万円請求された。
- 洋服のレンタルサービスの会員になり、定額借り放題のプランを選んだが、初めて送られてきた洋服がクリーニングしたとは思えない洋服だった。利用したくない。
「サブスク」を上手に活用しよう
「サブスク」は私たち消費者からみると、コストを気にせず・いつでも・好きなだけ利用できる便利なサービスです。
しかし新しいサービスであるためトラブルも増えています。
「サブスク」のトラブル事例から見えてくるのは契約内容の把握と事業者選びの大切さです。
- 「お試し期間」からの申し込みは、契約内容をよく確認しましょう。
- 申し込む前に事業者情報をよく確認しましょう。
- 申し込み時に解約方法も確認しましょう。
- 申し込み時の登録情報、パスワードは忘れずに控えましょう。
- クレジット明細を確認し、支払い状況を把握しましょう。
- トラブルが生じたら、最寄りの消費者センターに相談しましょう。
消費者ホットライン「188(いやや!)」番
「サブスク」は正しく利用すれば生活を豊かにする便利なサービスです。契約内容をよく確認し、本当に必要なモノを選びサブスクを楽しみましょう。

コメント