抗がん剤治療、ついに最終日
2020年6月、緊急事態宣言が解除され、私は実家に戻ってきました。抗がん剤治療もいよいよあと1ヶ月。やることは変わりませんが、終わりが見えてきたことで、気持ちは前向きになりました。
毎日カレンダーを見てカウントダウンし、自然と顔がにやけてしまいます。治療が終わったらやりたいことをリストアップしてみました。
- 旅行に行く
- 酒蔵を訪れて日本酒を飲む
- 焼肉を思いっきり食べる
- 海辺を全力でダッシュする(実家が海に近いので)
どれも胃腸に負担がかかりそうですね(笑)。抗がん剤治療中は我慢していたことばかりなので、まずはしっかり運動して体力を回復させ、少しずつ日常を取り戻していこうと思います。
一年間、本当によく頑張った
そして、2020年7月2日。ついに抗がん剤治療の最終日を迎えました。
振り返れば、本当に長い一年でした。
治療を始めたばかりの頃は、手術の影響もあり、副作用が想像以上にひどく、日常生活を送るのも困難でした。腹痛と倦怠感で起き上がることすらできず、「これが一年間も続くのか」と思うと、希望が見えませんでした。
でも、時間が一番の治療薬でした。
術後の回復とともに体力も徐々に戻り、副作用ともうまく付き合えるようになりました。今では、朝晩1時間ずつウォーキングができるほどに回復しました。
抗がん剤治療の最終日はあまり体調が良くなかったのですが、両親と少しだけお酒で乾杯し、ささやかにお祝いしました。両親や兄弟にはたくさんの心配をかけましたが、ようやく一つの区切りを迎えることができました。
がんとの闘いはこれからも続きますが、まずは一区切りです。

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