PR
スポンサーリンク

胃がん闘病記 2019年6月「入院生活」

胃がん闘病記

手術後の入院生活:回復への一歩

手術を終え、いよいよ入院生活がスタート。体から次々と管が取れていくごとに、少しずつ回復しているのを実感しました。

手術後1日目:呼吸リハビリと最初の食事

手術翌日、まず尿管カテーテルが抜けました。精神的にすごく楽になったのを覚えています。

本格的に始まったのが、「コーチ2」という呼吸訓練器を使ったリハビリ。ゆっくり、深く、そして長い呼吸を繰り返します。手術で負担がかかった心肺機能の回復に役立つそうで、暇さえあればベッドの上でひたすら続けていました。

食事は流動食から。ほんの少しだけ口にしましたが、まだあまり食欲がありませんでした。

手術後3日目:麻酔の管が抜けて

この日は、背中に入っていた硬膜外カテーテルが抜けました。麻酔の管が背中に入っているなんて、医学の進歩ってすごいなと改めて感じます。安全だと分かっていても、寝返りを打つたびに「抜けないかな…」と不安だったので、これでようやくぐっすり眠れるようになりました。

ただ、麻酔が切れたので、動くたびに腹部ドレーンがズキズキと痛んで大変でした。

この日から、リハビリ室でのトレーニングも開始。エアロバイクやチューブトレーニングを1時間、先生の指導のもとで行いました。たった10分エアロバイクを漕いだだけで息が上がってしまうほど、体力は落ちていました。

食事は少しずつお粥に。それでも半分くらいしか食べられず、なかなかお腹が空きませんでした。

手術後5日目:シャワーの解放感

お腹に開けた穴から血液やリンパ液を外に出す腹部ドレーンが抜けました。結構ビビりなので、傷口をまともに見ることができず、看護師さんに「どうやって抜くんですか?痛くないですか?」と質問攻めにしてしまいました。実際は全然痛くなくて安心しました。

そして、待ちに待ったシャワー浴!それまではおしぼりで体を拭くだけだったので、シャワーを浴びた時の爽快感は格別でした。点滴はまだついたままなので、防水処置を施して短時間だけ。貧血を起こさないよう、お湯の温度やのぼせないように気をつけながら浴びました。

食事は固形物が少しずつ増えてきましたが、やはり半分ほどしか食べられませんでした。

手術後7日目:すべての管が取れた日

ついに、点滴が抜去!これで体についているすべての管がなくなりました。嬉しくて、リハビリも兼ねて院内をぐるぐる歩き回ったのを覚えています。

食事は柔らかめの普通食に。しかし、やはり半分くらいしか食べられず、お腹がゴロゴロしてしまいます。昼夜問わずトイレに行くことも多かったので、個室にして本当によかったと思いました。

入院中に唯一撮った写真がこちらです。

これは手術後9日目の夕食です。だいぶ固形物が増えましたが、半分くらいしか食べられませんでした。

さて、いよいよ退院が近づいてきました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました