病院での診察は緊張します。
非日常的な空間、
医師と一対一、
「どうしましたか?」から始まるやり取り、
病気に対する不安を抱えてのやり取りですので、気持ちが落ち着かずしどろもどろになります。
どうしたら円滑に診察を受けられるのでしょう。
個々の症状や治療法によっても違うと思いますが、私の体験から医師との対話のコツをまとめました。
症状は事前にまとめる
「どうしました?」
「はい、・・・」
診察で医師に伝えるべきことは正確に伝えたいです。
しかし診察室で自身の症状を思い返して伝えようと思ってもなかなか上手くいきません。
そこで医師に伝えるべき症状は事前にまとめましょう。
まとめ方として、
- いつから(時間)
- どこが(部位)
- どのように(症状)
- どうなった(経過)
このような手順で症状をまとめると分かり易いです。
例えば
「昨日の夜から(時間)胃が刺すように痛みだし(部位)、頻繁に下痢をして(症状)市販の薬を飲んで少し落ち着きましたが(経過)不安なので病院に来ました。」
ここから医師とのやり取りが始まります。
気になる症状や自身の行動も合わせてまとめておけば、より円滑に診察が進みます。
質問は事前にまとめて書き出す
「他に何かありますか?」
「不安なことはありますか?」
診察の途中や最後に聞かれます。
でも聞かれてもすぐに出てきません。
診察室を出てから、帰宅途中に「あれを聞きたかった。」「これはどうなんだろう。」と思い出すことがあります。
私もがん治療の当初、不安なことや聞きたいことがあったのですが診察室では思い出せず、後で悶々としたことがあります。
そこで事前に質問はまとめて書き出すようにしました。
「他に何かありますか?」と聞かれたらまとめたメモを取り出し、医師に質問し不安や疑問を解消しました。
不安なこと、聞きたいことがある場合は事前にまとめて書き出しておきましょう。
メモを取る際は繰り返す
診察室は緊張します。
医師との話を頭で覚えようとしても忘れてしまいます。
そこで治療方法や大切な事、質問の答えはメモを取るようにしましょう。
そしてメモを取る際には
「分かりました。○○○○は○○○○ですね。」
と内容を繰り返して確認するようにしましょう。
勘違いや他の意味で解釈して治療方法を間違えたら大変です。
治療方法や大切な事、質問の答えはメモを取るようにして内容を繰り返し確認しましょう。
治療はチームワーク
病気になったら不安でいっぱいだと思います。
でも忘れないでください。
治療は一人ではありません。
多くの医療関係者があなたの治療に関わり、チームで行われます。
疑問や不安なことがあったら遠慮せずに相談しましょう。
あなたの声が治療のヒントとなり、病気に立ち向かう力となります。
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