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仕事中にケガをした!でも慌てないで、労災保険で対処できます。

病気とお金の話

私が飲食店で働き始めた頃、包丁で指先を切ったことがあります。

厨房内で仕込みをしていた時に人差し指をざっくり切ってしまい、肉がむき出しになり大量に出血しました。
痛さと怖さでパニックです。
すぐに患部を清潔なガーゼで押さえ、店が呼んだタクシーに飛び乗り病院に向かいました。
病院ではすぐに治療が行われ、後遺症もなく回復することができました。

そういえばこの時治療費は払っていません。

そうです、仕事中のケガであれば労災保険で対処できます。

今回は労災事故発生からの手続きを確認していきます。


慌てずに労災保険で対処しよう

事前準備から実際の事故発生までの流れを確認します。

労災指定病院を確認しよう

仕事中にケガをしたら、労災指定病院にかかるようにしましょう。

労災指定病院なら窓口での費用負担はありません。

事前に職場周辺の労災指定病院を確認しましょう。

労災事故発生

まずはケガの状況を確認します。

緊急性があれば迷わず救急車を呼び、応急処置で対応可能ならすぐに処置します。

その後必要に応じて労災指定病院に行きましょう。

労災病院に行く際に、電話を一本入れるとその後の診察がスムーズです。

労災指定病院で治療

労災指定病院では必ず「労災です」と伝えてください。

窓口での費用負担はありません。

治療後、必要書類を提出

提出自体は会社が代行して行うところが多いです。

「療養の給付請求書」に必要事項を記入し、療養を受けている病院に提出してください。


特に難しい手続きはありません。

ケガをしたら本人は不安でいっぱいです。

まずはケガの状況確認、その後気持ちを落ち着かせ適切な治療を行ってください。

労災保険の注意点

労災保険の流れを見てきましたが、いくつが注意点があります。

労災指定病院以外の医療機関にかかったら

緊急時は迷わず病院に行ってください。

その病院が労災指定以外の医療機関の場合は、治療費は一旦支払うことになります。

後日労働基準監督署に請求することで支払った治療費は戻ってきます。

ケガの程度によっては一旦支払う治療費が高額になることもありますので、緊急時以外は労災指定病院に行くようにしましょう。

健康保険は使わないで

健康保険と労災保険は同時に使うことはできません。

労災で病院にかかる場合は、健康保険は使わないでください。

もし誤って健康保険を使った場合は、健康保険が負担している医療費を返還してから労災保険へ申請する、もしくは医療機関で労災保険に切り替える手続きが必要になります。

安心して働くための労災保険

労災保険の範囲は広く、「業務災害」と「通勤災害」に分けられます。

「業務災害」・・・労働者が業務を原因として被った負傷、疾病、傷害または負傷
「通勤災害」・・・通勤によって労働者が被った疾病等

仕事中だけでなく、通勤中も労災保険の対象となります(対象要件あり)

そして労災保険は事業の規模、雇用形態を問わず全ての労働者が対象になります。

安心して働くための制度です。

いざという時のため、制度の内容と注意点を確認しておきましょう。

(出典)

厚生労働省 労災補償

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