病気や怪我で病院のお世話になると思った以上にお金がかかります。
そんな時に活躍するのが「医療費控除」です。
でもうっかり医療費控除の期限を過ぎてしまったらどうなるのでしょう・・・
今回は医療費控除の概要と期限を過ぎてしまった場合について解説します。
医療費控除とは
医療費控除とは、一年間で支払った医療費が一定額以上になった場合、医療費控除として所得金額から差し引くことができます。
その年の1月1日から12月31日までの間に自己または自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために医療費を支払った場合において、その支払った医療費が一定額を超えるときは、その医療費の額を基に計算される金額(下記「医療費控除の対象となる金額」参照))の所得控除を受けることができます。これを医療費控除といいます。
引用元:国税庁 タックスアンサー 医療費を支払ったとき
計算式は次のとおりです。
一年間で支払った医療費総額 ー 保険などで補填される金額 ー 10万円(※) = 医療費控除額(最高200万円)
※総所得金額200万円未満の人は総所得金額の5%
ざっくり言いますと一年間で10万円以上の医療費を支払った場合が医療費控除の対象となります。
一年間で10万円の医療費、というとハードルが高いように思いますが、対象は「生計を一にする配偶者やその他の親族」です。
つまり家族全員分の医療費が対象です。
医療費控除の期限
医療費控除は確定申告で行います。
期限は2月16日〜3月15日です。
スマホとマイナンバーがあれば e-Tax で申請可能です。
期限を過ぎてしまったら・・・
では医療費控除の期限を過ぎてしまったらどうなるのでしょう・・・
大丈夫です!
医療費控除は期限を過ぎても申請できます!!
しかも過去5年以内なら遡って申請することができます!!!
これまで医療費控除を申請してこなかった人も、一度ご自身(ご家族)の医療費を確認してみてください。
医療費を多く支払っていた年があれば申請をしてみましょう。
医療費控除はお忘れなく
医療費控除は申請しなければ控除されない、知ってる人だけが得をする制度です。
しかも過去5年以内なら遡って申請できますので、
「めんどくさい・・・」「ちょっと大変かも・・・」なんて思わずに医療費控除にチャレンジしてみてください。
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